豚骨ラーメンに角煮が乗っている元祖なら「熊本ラーメン 桂花」かな。豚骨スープにマー油でアクセントを加え、東京で革命を起こした老舗ラーメン店だよ。
熊本県に本店をもつ「熊本ラーメン 桂花」は、東京に初めて進出した九州の豚骨ラーメンで、ニンニクを焦がしたマー油を使っているのが特徴的。今回訪問した「桂花ラーメン 新宿末広店」は1968年にオープンし、首都圏を中心に豚骨ラーメンブームを起こす引き金になったお店です。
- 本格的な熊本ラーメンが食べたい方
- ラーメンでもなるべく野菜を一緒に摂りたい方
熊本ラーメン 桂花とは
昭和30年創業の「熊本ラーメン 桂花」は、栄養満点になるようにたっぷりの生キャベツととろける豚角煮「太肉(ターロー)」が乗った「太肉麺」が人気の豚骨ラーメン店。醤油ラーメンが主流だった東京に、豚骨ブームを起こした原点のお店でもあります。
今では熊本ラーメンの代名詞となっている「マー油」は、ニンニクを主とした香味野菜各種をラードで揚げて作った香味油。桂花ラーメンが生み出したオリジナルの香味油で、桂花独自の味を仕上げる決め手になっています。
熊本ラーメン桂花 メニュー
熊本ラーメン桂花 新宿末広店では、店内入り口にある発券機で食券を購入するシステム。看板メニューの「太肉麺(ターローメン)」や定番「桂花ラーメン」、特製叉焼がたっぷり乗った「叉焼麺」の他、高菜挽肉炒めが乗った「阿蘇ラーメン」などがあります。
太肉麺
今回は桂花の人気No1メニュー「太肉麺(ターローメン)」をオーダー、食券を渡して約3分ほどで着丼です(早い…苦笑)。真ん中には最近ではあまり見ない固めの味付玉子が半分、マー油がかかった生キャベツに角煮が2つ、茎わかめとメンマが入っています。
スープはがっつり豚骨ではなく、豚骨と鶏ガラを使った白湯。味付けには塩だれを使っているので、ギトギトで脂っこい感じは一切なく豚骨にしては結構さっぱりしています。そこに魔法の油「マー油」が加わることで、奥深いコクと風味を感じる美味しいスープ。
桂花ラーメンの麺は九州の豚骨ラーメンと言っても博多ラーメンより少し太め。細麺が好きな人は細麺太肉というメニューが別にあります。バリカタとまではいかないけれど、結構固めな茹で具合。博多ラーメンに比べると麺自体が固いらしいです。
太肉は箸で持ち上げると、ホロホロ崩れてしまうぐらい煮込まれていてやわらかい。余分な脂が落ちているので、脂っこくなく美味しい肉塊です。生キャベツも大量に入っているので、全体的に結構さっぱりと食べれるラーメンでペロッと完食。ごちそうさまでした。
まとめ
いかがでしたか?今回訪問したのは週末の15時過ぎ、ランチ難民になりそうでしたが何とか回避できました。新宿末広店の店内はカウンター席の他、テーブル席も数があり一人で食事をしている人も多い印象です。
桂花の太肉麺はがっつり豚骨ラーメンという感じではないので、ボリュームはありますが見た目以上にサラッと食べる事が出来ました。ガッツリ濃い、ギトギト系の豚骨ラーメンを食べたい時には物足りない感じもしますが、提供時間も早いのでサクッと食事を済ませてしまいたい時にもおすすめですよ。
桂花ラーメン 新宿末広店
【営業時間】9:00~23:15(日曜は21:45まで)
【定休日】無休
※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるので、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
ボリューム満点の角煮が乗った豚骨ラーメンのお店があるって聞いたんだけど、なんてお店かわかるかにゃ?